介護タクシー川村について

 【乗車拒否】

函館市内で「長距離はオレに、短距離の予約は介護タクシー川村にやらせろ!」などと営業する福祉タクシー事業者がいるのですが本当ですか、との問い合わせがありました。

もし「短距離を理由に予約を断られた=乗車拒否された」場合は、どうぞ運輸局に相談してください。そのような連携体制は存在せず、こちらでは責任が取れません。

 【タクシー救援事業】

タクシー救援事業を利用した草刈りに関する施設からの問い合わせがありました。現在契約しているシルバー人材センターの穴埋めをしてほしいというものです。タクシー救援事業で本業に支障をきたすことはできず、また事業者間の契約に関わる事で個人のニーズに応えられなければ本末転倒です。このような問い合わせは、現状全てお断りしております。

"函館の介護タクシーです・車いすのまま乗車できます。不定休・24時間365日対応します。初乗り520円・迎車料金は無料です。電動階段昇降機・伸縮スロープあります。リクライニング車いすあり・車いすの貸出は無料です。タクシー救援事業・買物代行、車いす整備、各種便利屋などご相談ください。"

 

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2025年以降の事業計画について
2025年以降も24時間対応を継続します。ほか
20241201事業方針.pdf
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 【施設送迎の役割】

渡島管内のお客様から「介護施設の送迎車が故障したので利用者家族で移動手段を確保しろと言われた」との問合せがありました。また該当介護施設は「来れないなら利用を休め」と指示しているとの事です。継続したサービス提供を実施することは介護保険制度の本来の趣旨の筈です。もし送迎加算しているなら猶更、自治体もしくは近隣サービス事業者と連携して、移動を確保することが介護保険事業所の役割です。

介護タクシー川村沿革

 

2023年05月23日作成

2024年06月30日更新

 

 ~どうして〇〇なの?~

 

 時系列に沿った、いくつかのキーワードと事業者としての取り組みをもとにして、介護タクシー川村の歩みを書き留めます。これから介護タクシーを始めたい、利用したいという人の参考になれば。

 

大型2種自動車免許

脊髄損傷

高次脳機能障害

リーンスタートアップ

 

迎車料金

知的精神障害者

特定疾患医療受給者証割引

自立支援受給者割引

 

 

(更新中)

 

 

 

 【介護保険タクシーの引継ぎ】

介護タクシー川村が開業してから、いわゆる介護保険タクシーは4社潰れています。そのたびにトラブルが起きていますが、一貫して共通している問題点は3点です。①引継先の事業者を明確にせず行政も曖昧な対応をしている。②介護保険タクシーの引継先は本来、介護保険事業所である。③介護保険事業所の都合にも関わらず利用者自身に引継先を選ばせることは、介護保険制度の趣旨である「選択」とは異なる。

運転手プロフィール

 

2023年05月23日作成

2023年06月11日更新

 

~介護タクシーになるには~

 

介護タクシーをやっていて聞かれることの一つに「どうしたら介護タクシーを始められますか?」という質問が多いです。運転手プロフィールに代えて、自分が開業までに至った経緯を書き留めます。

 

2009年08月:

失業して職業訓練ホームヘルパーマスター科を受ける。詳しいことは解りませんが、職業訓練としては初めてホームヘルパー1級も取得できるという説明でした。半年間の講習で、①ホームヘルパー2級、②ガイドヘルパー(全身)、③ガイドヘルパー(視覚)、④ホームヘルパー1級を習得しました。また期間中に自費でパソコン関連の資格も一つ取りました。

2010年04月:

介護施設の求人を3社ほど応募しましたが、すべて不採用。ようやく採用されたのが、特別養護老人ホームでの送迎兼営繕という、事務方の仕事でした。働きながら自費で、①車いす安全整備士(手動型標準)、②大型二種自動車免許を取得し、③運行管理者(旅客)の試験にも合格しました。

実はこの時、「週末起業」が出来ないかと、運輸局を訪問しています。家族からのお下がりのミニバンと時間制運賃制度をつかって、知的障害者などのレクレーション送迎などができないか、と想定していました。ただし、この計画は途中で頓挫しました。

2012年04月:

https://response.jp/article/2012/04/26/173590.html

実の兄が交通事故で脊髄損傷となる。頻繁に帰省するため、連休の取りやすい仕事に変わる。半年のリハビリを経て在宅生活を始めた兄と身体障害や車いす生活の事など、いろいろ話を重ねました。

その後、兄の生活が安定してきたので土日の休める福祉用具関連の仕事に転職。福祉用具を使う現場を実際に回りました。

2015年10月:

兄が車いす事故により亡くなる。遺品整理など、たくさん片付けるものがあり、週末を使って帰省を繰り返す。

たしかこの頃に、エリック・リースの『リーン・スタートアップ』という本に出会いました。起業を科学的に考えるというリーン手法は、とても新鮮でスッカリはまりました。

2017年09月:

実家もようやく落ち着き、親の老後のことや、兄が生前に語っていた障害者に関わる事業がやりたいという遺志、自分の持っている資格を生かそうという思いで、起業するために退職。

そして09月27日に、「合同会社SRTK」を設立します。ちなみに社名の「SRTK」とは、1990年代から立ち上げたホームページの名前で、ロゴマークもその時のものです。

2017年10月:

北海道運輸局函館運輸支局を訪問し、開業申請を始めました。申請と同時進行で行っていたのは、①事業に使うクルマを探すため、札幌・苫小牧・帯広まで足を運ぶ、②札幌で福祉用具専門相談員講習を修了、③申請受理から認可までの期間、バイトして過ごす。

ちょうどこのころ、「合理的配慮」という考え方が障害者制度のなかで一般的になってきました。日本にはなかなか無い考え方で、こんな対話手法があるのか!と、これも新鮮な驚きでした。

2018年02月:

認可を受け、運輸開始。営業活動も自分の足で回りました。とはいえ事業がすぐ軌道に乗るはずもなく、1年ほど夜間のバイトをしていました。また国際福祉機器展や車いす安全整備士講師講習などにも出かけて、仕事に繋がるものをどん欲に探しました。

 

いろんなキッカケが、偶然に重なっていますね。2010年に始めようとした「週末起業」だって、'00年代前半に流行したことを試せないかと思っただけですし、社会の動きも影響していますね。


 【ご報告】

2023年08月15日夜、市立函館病院の救急外来復路のご予約について、コロナ陽性患者の搬送を拒否しました。翌日に函館運輸支局に報告しており、現在、運輸局の調査・処分待ちの状況です。内容としては、患者ご家族がコロナ陽性である事を伝えず、また救急外来看護師による「拒否できないはず」だという主張に対して、翌朝の透析送迎への影響を考慮して『乗車拒否』したものです。道路運送法13条に該当します。

介護タクシー川村は個人成りしました

2023年02月26日作成

2024年06月30日更新

 

2023年04月01日。介護タクシー川村は合同会社SRTKタクシー部門から「個人事業 介護タクシー川村」へ事業譲渡しました。

  • インボイス(適格請求書発行)事業者ではありません!また事業者登録する予定もありません。
  • 名称や連絡先、運賃などは一切変更ありません。
  • 不定休・24時間対応も変わりません。
  • 開業当初から主張している「介護タクシーは公共交通です」という考え方も変わりません。
  • 個人成りの目的ですが「今まで以上にフットワークを軽くする」ためです。今後も売上アップを目指します。
  • 個人事業主となり決算日が年末になります。
  • 押印を省略し、書類は基本データで提供します。押印や紙のファイルが必要であれば都度、お問い合わせ下さい。
  • 法人格は「休業」扱いにする予定です。

以下、確定した話ではないですが。

  • 年間数日だった「不定休=臨時休業」が若干増えるかもしれません。私用による短時間の休業についても同様。
  • 2024年に車両の更新を実施予定です。新たな割引運賃の追加も準備中ですが、原価計算書の提出が必須となるため実現時期は未定です。
  • 車両の更新は、①あと3年使用、②エブリイの新車、③ノア4人仕様=構造変更などを考えています。
  • 将来的には自分の「親の介護」を理由とした事業変更(移転や休業など)も見据えています。
  • 今後の事業展開・事業転換の中身によっては、再び法人として活動する可能性もあります。

2023年度以降も、介護タクシー川村は事業をそのまま継続しますが、以下の業務については変更が発生します。

  • 患者等搬送事業2023年04月19日付脱退完了しました。函館市消防本部の患者等搬送事業者および乗務員ではなくなります。また更新の意思もありません。
  • 車内AED配備2024年10月01日撤去しました。AEDの動作保障期間は2025年03月10日のため。再設置は未定。
  • 運転時のメガネ着用:遠近両用メガネを着用します。検査の結果、運転自体にはメガネを必要としないのですが、日常的にメガネを着用することになりました。
  • QR決済: PayPay・楽天Pay・メルペイ、または"JPQR"に対応します。バーコードをスキャンするだけで決済可能。金額を入力する手間がありません。各種クレジットカードにも対応します。希望の決済方法があれば対応します。
  • 電子マネー決済:2024年04月から対応開始。Suica・イカすニモカなどの交通系電子マネーや、WAON、Edyなどでのタクシー料金の決済が可能になりました。
  • 追加メールアドレス:新しいメールアドレス wtaxi@ncv.jp を設けます。srtk.llc@gmail.com もそのまま利用できます。
  • タクシー救援事業:従来の事業者名の「生活サポート川村」から「タクシー便利屋」へと名称変更しました。
  • 生活サポート部門:タクシー救援事業と、車いす安全整備士としての活動に切り分けます。車いす以外の福祉用具に関することはタクシー救援事業として、車いす全般については、車いす安全整備士のページで取り上げます。
  • 福祉用具の取り扱い:仕入先をいくつか変更しました。
  • 車いす整備:車いす安全整備士としての活動は継続します。ボランティア保険に加入(感染対策コース)していますが、作業は基本的に有償対応です。
  • WEB販売事業:Yahoo!ストアは閉店しました。今後は、Yahoo!オークション・フリマ、STORESなどに出品します。海外の通販サイトも継続中です。

 【旅客の範囲】

函館・北斗市内の施設から最近、利用者様の送迎前後に「付添いのみの乗車」を依頼されるケースが相次ぎました。介護タクシーは国自旅第169号で認めている場合しか運送が認められていません。また違法と知っていながら介護タクシー事業者に依頼する専門職さんもいらっしゃいました。違法であると知りながら依頼する介護や福祉の事業者さんは、行政処分の対象となりますので、ご注意願います。

介護タクシー川村・長期政策

2023年10月28日作成

2024年06月30日更新

 

長期的視点をもって事業に臨む

 

 

①自分が引退した後でも継続される長期的視点を持つこと。目先の利益に囚われるだけでは多くの企業は失敗し、それが当たり前になっている。そこを克服するためにもリーンスタートアップを続けるためには長期政策が必要である。

 

→両立支援

 

②労力を費やし続けるのではなくアイデアで変化し続ける。お金や時間を浪費するだけの事業継続には何の意味もない。つねに変化し続けピボットを繰り返すことを意識する。

 

→事業を取り巻く変化への答え

 

③目的のために最適正化されたガバメントを維持すること。組織を維持するためだけの経営の最適化ではなく、目的のために正しい計画目標に向かって経営していく「最適正化」が必要。

 

→業界を取り巻く変化への道筋

 

 


 【ご報告】

2023年01月11日、市内の訪問看護事業所が発熱症状を云わないで介護タクシーを予約するという事案がありました。当日に乗客の検査陰性を確認し、医療機関は対応にミスがあったことを認めました。1月12日函館市に対して「介護タクシーを含む介護保険外サービス事業者がコロナ禍においても安心してサービス提供できる」よう対策を申入れましたが、1月19日保健福祉部指導監査課より「考えておりません」との回答。

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2020年11月19日臨時休業
2020年11月18日午後に発熱症状のお客様を対応したところコロナ陽性であることが判明し、濃厚接触には当たらないとの保健所判断がありましたが、自主休業しています。

 お客様からは「保健所からタクシーで受診して下さいとの指示があった」との依頼でしたが、後日保健所に確認すると「そのような相談は無かった」とのことでした。
201119臨時休業.pdf
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 【お詫び】

2023年01月21日午後にノドの違和感(抗原検査陰性)、22日朝に発熱(同陽性)、23日発熱外来にてコロナ陽性診断となりました。1月28日まで療養期間、22日から1月末まで臨時休業、2月第1週(2/1-4)は事前了承の無い予約を全部キャンセル。2023年02月05日より通常営業を再開しています。感染経路は確定していませんが、身内の職場内感染から自分への家庭内感染という可能性が最も高いです。




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